7月17日(火)16:52〜(18時台)
『太古のふしぎ!鍾乳洞と化石発掘』
◆◆◆大自然の驚きと感動が満載!◆◆◆
2012年度は県内の小学5・6年生19人が
3期生として全7回のチャレンジ教室に挑みます。
1回目はこれまで秋に行っていた化石調査と鍾乳洞探検です!
◎白山ろくは化石の宝庫
いよいよ始まった3期生のチャレンジ教室。
初日はあいにくの天気となり、まずは白山ろくの化石について学びます。
石川県立白山ろく民俗資料館長の山口一男さんは、
長年、化石調査に携わってきた第一人者。
桑島地区で発見された化石の名前にも「ヤマグチ」が入っています。
山口さんは、丸々1体のような化石は出ていないものの、
「カガリュウ」や「オオアラシリュウ」といった恐竜の化石のほか、
動植物の化石が数多く見つかっていて、
その種類の多さは世界でも珍しいと教えてくれました。
子どもたちは調査員の日比野剛さんの指導で、
実際に河原へ出て化石を探しました。
すると、貝の化石がごろごろと出てきます!
午後からは特別に発掘調査にも挑戦!
はじめは植物の化石ばかりでしたが、日比野さんが突然、慌てます。
貴重な化石の発見!?
どうやらカメの甲羅の化石が出てきたようです。
白峰化石調査センターでは、貴重な化石は厳重に保管され、
クリーニングの順番を待ちます。
はるか昔、この白山ろく一帯に恐竜たちが歩いていたかと思うと、
ちょっとドキドキしてきませんか?
◎白山ろくの地下迷路
2日目。かつ先生と子どもたちが訪ねたのは、
クマが出そうなほどの奥深い谷。
山の斜面にポッカリと大きな穴が開いています。鍾乳洞です。
鍾乳洞は恐竜時代よりももっと昔にできたもの。
ヘッドライトを装着して、光が一切入ってこない真っ暗闇の世界へ入ります。
鍾乳洞の中はカーテンのような形をした岩や、
つららのように垂れ下がった鍾乳石が見られるほか、
子どもたちでも通るのがやっとなくらいの不思議な地形をしています。
時には這いつくばって、どろんこになりながら、60m先の最奥の泉へ…
およそ20分かけて泉に到着した子どもたち。
ひんやり冷た〜い湧水で喉を潤します。
白山ろく一帯には、まだ知られていない鍾乳洞があると言われています。
また、新たな化石の発見もあるかも知れません。
太古からの贈り物を全身で感じた2日間でした!
◆講師・サポート(敬称略)
尾張勝也、山口一男、日比野剛、藤川恭子、桑山尚美、
金沢星稜大学野外スポーツ部ほか
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)