11月23日(日)7:00~7:30
シリーズ・ふるさとをつなぐ⑩
『自然と生きる ~能登の里山~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」。類まれなる豊かな自然はもとより、その場所に生きる人々の営みもまた、優れた景観であるといえます。農作業体験など地域の伝統文化や人々との交流を楽しむグリーンツーリズムを通して、年間1万人もの人が訪れる「春蘭の里」。若者たちへの教育旅行の受け入れや、将来的な農村再生の実現を目指している施設です。地域の仲間7人で結成された実行委員会は、滞在の拠点となる「体験型農家民宿」をスタート。17年間で47軒にまで増え、現在は廃校となった校舎も活用しています。
伝統的な農業との触れ合いは外国人にも人気を集め、きのこ狩りや野菜の収穫など、里山ならではの体験が幅広く親しまれています。過疎と高齢化を逆手にとり、豊かな能登の大地、そのすべてを観光資源にした「春蘭の里」は、奇跡の集落と言っても過言ではありません。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀