4月17日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・知られざる石川①
『城下に佇む~金沢寺院巡り』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
1616(元和2)城下町の再整備にあたった加賀藩三代藩主・前田利常は一向一揆に対する防衛策として、金沢の三ヶ所に寺院を移転させました。
これが「卯辰山麓寺院群」「寺町寺院群」「小立野寺院群」と呼ばれる三つの寺町となり、現在も個性豊かな150を超える寺社が残っています。
前田家代々藩主の菩提寺「宝円寺」。「北陸の日光東照宮」と言われた大伽藍は明治に焼失、高さ5mほどもある仁王尊像の「阿形像」は地元の人力士によって助けられたと伝えられています。昭和初期に再建された吽形像と共に立つのは何と本堂の中。他にはない珍しい光景です。
また「圓長寺」には13宗56派の経本およそ6千冊が収められている「輪蔵(りんぞう)」があり、これを回すと全て読んだ功徳があると言われています。他のお寺にもある輪蔵ですが、実際に回す様子が見られるのは非常に珍しいのだそうです。古くから願掛寺として知られる「香林寺」。願いが書かれたタスキを背負う十二支の仏様が安置される「幸福の道」は若者にも「パワースポット」として人気を集めています。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀