5月8日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・知られざる石川②
『天宮の城 ~七尾城が語る戦国都市~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
中世の能登国を治めていたのと畠山氏の居城となった七尾城は日本百名城、日本五大山城とも言われ、城山に広がる郭は「天宮」とまで称されました。7つの尾根に郭が散りばめられていたことから「七尾」の地名由来にもなっています。
応仁の乱を境に京都から避難した文化人などが畠山氏を頼り、七尾の地でも華やかな文化が広がっていきます。城下は「千門万戸」とも称され、北陸随一の都市に成長したのです。
能登国のルネサンスの象徴とも言えるのが七尾が生んだ天才絵師・長谷川等伯。畠山文化の恩恵を受けて、早くから京都を行き来していたとみられています。
上杉謙信によって陥落し、その後主を失った七尾城ですが、近年整備や調査が進み新たな発見も期待されています。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀