5月29日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・知られざる石川③
『町絵図で歩く~十万石城下町・大聖寺』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
シリーズ・知られざる石川③『町絵図で歩く~十万石城下町・大聖寺』
加賀百万石の支藩、十万石の城下町として栄えた加賀市大聖寺。その町割りは現代まで継承され、70余りあった町名も殆ど残っています。そんな大聖寺を散策すると、昔の趣をそのままに残すスポットが数多く見受けられます。
江沼神社の境内に広がる庭園は池の周囲を巡って鑑賞できる様式の「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」。その歴史は同様の様式の兼六園よりも古いと伝えられています。また、かつて大聖寺藩の藩邸があった錦城小学校の前を流れる川は濠の役目を果たしていました。また町中の道も昔のまま。道幅の中心線がずれていたり、道幅を狭くし外敵を錯覚させるように作られた交差路の「四辻の曲がり」そして野菜を洗ったり洗濯をするために必要だった「河道(こうどう)」は旧大聖寺川に繋がる小さな階段。川沿いに現在、25か所も残されています。
昔ながらの景観が現代の町並みにも溶け込む城下町・大聖寺。散策すると知られざる発見が見えてきます。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀