いしかわ大百科

2022年度

8月1日(日) 7：00〜7：30
シリーズ・未来を創る人たち②
『海洋ゴミ～変えるデザイン』

◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆

１年間に約８00万ｔ、ジャンボジェット機５万機相当の量が海に流れ出していると言われるプラスチック。それらが太陽の紫外線と熱で劣化・分裂して、マイクロプラスチックとなり、これらを魚や海に棲む生き物が飲み込むことで内臓が破壊し死亡する原因にもなるなど、深刻な海洋汚染を引き起こしています。そんな海洋ゴミに新たな命を吹き込んでいるのが「カエルデザイン合同会社」(金沢市)。様々な障がいを持つ人たちとともに廃棄される海洋プラスチックなどを回収し、アクセサリーなどに加工する、アップサイクルブランドです。様々なアップサイクルの工程で障害を持つ仲間たちに参加してもらうことで、障害を持つ人たちの生活改善や自立にもつなげています。海洋問題に一石を投じ知るきっかけにもなっている小さなアクセサリーは未来を考えるツールとしても注目を集めています。