5月28日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・かがやく石川の文化③
『和のモダニズム~金沢建築散歩~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
「平成の築城」で復元された金沢城や金沢のランドマークとなっている金沢駅の鼓門・もてなしドームなど金沢には多種多様な建造物がありますが、そこにはどことなく「和」を感じさせる金沢らしい佇まいがあります。
今から150年ほど前に完成した尾山神社の神門は最上階の色ガラスが特徴的で、鼓門のはるか昔に金沢を代表する建築物でした。また曇り空の多い金沢では赤レンガがよく似合い、尾山神社の裏手にある玉垣の赤レンガは金沢で焼かれた最古のものとも言われています。石川県立博物館や石川四高記念文化交流館、金沢市立玉川図書館など赤レンガの建物が金沢の街にうまく溶け込んでいます。
明治の文明開化や戦後の復興と、日本は近代化の波が押し寄せてきましたが、金沢は「改革」だけではなく歴史あるものを「ストック」する土地柄。この精神が今の金沢の多様な建築を見ることができるゆえんでもあります。
今回は藩政時代から近代~現代へと続く金沢の建造物を訪ねながら、街づくりと合わせた金沢の建築文化に触れていきます。みなさんもお気に入りの建築を見つけてみてください。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀