2024年1月21日(日)7:00~放送
シリーズ・かがやく石川の文化⑫
『いしかわ餅紀行』
お正月にいただくお雑煮。お宅のお雑煮の餅は丸餅ですか?それとも角餅ですか?
具材も地域によって様々です。奥能登の外浦では岩ノリ、七尾や羽咋では赤巻きのかまぼこが入ります。金沢はシンプルにセリか三つ葉、かつお節を添える程度。白峰では味噌仕立てでキノコが入ります。
台所を預かる人の出身地によって変化していくお雑煮。同じ石川県でもこれだけ多種多様なお雑煮があることに驚きです。
また金沢の鏡餅は紅白が一般的ですが、実は全国でも珍しく白白が一般的です。金沢は加賀藩前田家が江戸から様々な文化を取り入れましたが、正月の鏡餅や角餅の文化は江戸からの流れになります。
それが城下の町民たちにも広がり今日に至りました。季節や人生儀礼で度々登場する餅から加賀・能登・金沢の風土が見えて来ます。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀