2月11日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・かがやく石川の文化⑬
『ふるさとに根付く~手仕事の技~』
石川県には36業種の伝統工芸品があります。
「九谷焼」や「輪島塗」など産業として成り立っている国指定伝統工芸品が10種。「美川仏壇」や「珠洲焼」など国指定ほどではないもののある程度成り立っているものが6種。そして数軒のみで作られている希少伝統工芸品が20種に区分されます。
「加賀獅子頭」や「三弦」など県内で1軒のみで受け継がれているものもあり、後継者不足のみならず伝統的な材料の確保も課題となっています。
伝統工芸品としての和傘では県内唯一となる松田和傘店では、丈夫な和紙で仕上げられていることに驚きます。また「千鳥がけ」といった技で強靭な構造となり、半世紀は長持ちすることを知りました。
津田水引折型では和紙で「包み」、水引で「結び」、気持ちを筆で「書く」ことで完成させたものが水引で日本古来のラッピングであることを学びました。近年は水引細工の活用も幅広くなり、金沢市内のホテルに設けられた「水引夜灯りカフェ」は柔らかみのある和の空間を作り出しています。
その土地の歴史や風土を感じさせる石川の伝統工芸品とその技に注目します。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀