3月24日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・かがやく石川の文化⑭
『古代食をたずねて~おにぎり・どぶろく』
旧・鹿西町で「日本最古のおにぎり」が出土して以来「おにぎりの里」として親しまれてきた中能登町では、平成26年に「どぶろく特区」の認定を受け羽咋市・白山市に次いで県内3番目に町内でのどくろく製造が可能になりました。藩政期以前から3つの神社で行われてきた醸造の伝統が町内の農家レストランでも受け継がれています。
昨年オープンした農家民宿「えにしや」番頭の坂山さんが育てる無農薬のお米を土鍋で炊いて握る「塩むすび」は外国人観光客にも人気の一品。今回の地震で能登に応援に行く人たちの宿泊所となった際には女将が握るおにぎりが、そんな人たちの大事なエネルギ―源にもなりました。
また主人自らが仕込むどぶろくが人気の農家レストラン「太郎右衛門」神社へ奉納するどぶろく用の酒米を作っていた主人の田中さんはJA退職後、酒蔵に3年間蔵人として働きました。酒米、水、そして酒造りのノウハウを学んだ田中さん、自分でもどぶろく作りたいと中能登町に「どぶろく申請」を取ってもらうよう働きかけ、中能登町が「どぶろくの町」となるきっかけを作りました。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀