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いしかわ大百科

2008年度

 いしかわ大百科

11月2日(日)7:30~8:00
シリーズ・ふるさと伝説の舞台③
『加賀能登ヒーロー・ヒロイン伝説』

写真
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◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
あの宮本武蔵が金沢にやってきた?
筆者がかつて県内の伝説を取り上げた際、宮本左門之介なる人物が
金沢の老舗の娘を盗賊から救ったという話があり、
2刀流だったことから宮本武蔵ではないか…と噂され、
芝居などで大いに評判になったそうです。

昔から憧れの存在だったヒーローやヒロイン。
今回は県内で活躍したとされる伝説の人物を紹介します。

◎今も愛される地元の英雄
能登町(旧柳田村)に伝わる「猿鬼伝説」は、
毛むくじゃらで頭に角がはえた猿鬼が家来とともに悪さをくり返し、
見かねた姫神が全国の神々の協力とお告げを聞いて、
急所である目に矢を放ち、退治するという話です。

その伝説の舞台となった当目地区の岩井戸神社
ここは猿鬼を弔ったとされるお宮さんです。

地元の教育委員会の仲谷由美さんによると、
クロスさせた3つの矢が神紋となっていて珍しく、
目に矢が当たったことから、「当目」の地名がついたとのこと。

能登ではこういった伝説に由来する地名が数多く点在していて、
地域にどっぷりと根付いていることが分かります。

珠洲焼資料館の館長で「加能民俗の会」の西山郷史さんは、
この地域ではかつて「猿鬼講」という行事が行われていて、
住職が説法する際、興味を引く物語を作り、
地元の地名を入れて紹介したことで広がりを見せたとも話してくれました。

とはいえ、地元には今にも何かが飛び出してきそうな岩穴や
異様な雰囲気をかもし出す場所があります。
当時はいわゆる「もののけ」の存在をうまく活用し、
子どものしつけなどにも使っていたのかも知れないですね。

このほか加賀からは川北町草深地区に伝わる剣豪、
「草深甚四郎(くさぶかじんしろう)」を紹介します。

農家の生まれにもかかわらず、剣の道に進み、
向かうところ敵なしと謳われますが、
住民らは「天狗に教わったのではないか」と一目置きます。

今も地元では「甚四郎さん」と「さん」をつけて呼ぶほどで、
地域のふるさと愛を感じるエピソードです。

さてさて、皆さんの心の中にはどんなヒーロー・ヒロインがいますか?

猿鬼がいてもおかしくない岩穴
ゆかりの神社を訪ねる
神杉姫のモデル?神社に残る絵図
伝説の舞台があちこちに点在
甚四郎の流儀「深甚流」が後世に

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【リポーター】平見夕紀

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