11月21日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・つなぐ~残したい手仕事~②
イ草が薫る ~畳の温もり~
時代とともに住まいの様式が変わり、和室がある住宅が少なくなってきましたが、石川県は歴史的建造物や文化財、温泉街や茶・いけ花といった文化があり、まだまだ畳の需要は少なくありません。
青々としたイ草を織りあげた畳表を裁断する小気味いい音、部屋にぴったりと収まった時の心地よさがあります。
畳立野(金沢市)は藩政時代から続く老舗で、住宅そのものが金沢市指定文化財になっています。8代目の立野克典さんは成巽閣の畳の修理など数多くの文化財や施設の畳を手がけるとともに、金沢職人大学校で講師を務め後人の育成にも尽力されています。
また藤沢畳工業(加賀市)は片山津温泉のそばにあることから、長年にわたって温泉街の癒しの空間を支えてきました。3代目・藤澤隆弘さんは畳の良さをもっと知ってもらいたいと畳の縁を使った小物やカラー畳で、新たな魅力を発信しています。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀