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石川県内の巨樹・桜「加賀市・尾俣町のアサダ」

尾俣町のアサダ


尾俣町のアサダ (加賀市指定天然記念物) 加賀市尾俣町ル92 白山社
 
尾俣町は山代温泉から西に直線で1キロほどの位置にあり南北に広がる。町の入口となる北側の平地は、農地と住宅地で構成されるが、中央の古い集落は丘陵の森で囲まれ、それより外側は東から西までUの字にゴルフ場となっている。山代温泉の中心にある山代温泉古総湯からだと、温泉通りを北東の金沢方向に約450メートル進み、山代東口交差点を右折。県道11号・151号(重複区間)を約800メートル進み、大和町口交差点を越えて直ぐの三叉路を入っていくと約30メートルで尾俣町となる。そこから1.7キロほど道なりに進むと道路左側にある神社の鳥居が見えてくる。
石段を上って直ぐの左脇にあるのがこのアサダ。現在の環境省 巨樹・巨木林データ・ベースに記載は無いが、幹周3メートルを超えるアサダの巨樹は、全国的に見て珍しく、石川県を代表するアサダとして、加賀市では、2010年に市の天然記念物に指定している。アサダは成長に伴って、樹皮が剥がれ落ちるのが特徴で、それで「ミノカブリ」や「ハネカワ」の別名をもつ。コケに覆われて分かりずらいが、この個体も確かに樹皮がめくれている。周囲を他の樹木に囲われ、湿度も高い。唯一空間があるのは、境内側の南東方向だけだ。一日のうちで、葉がしっかりと日光を浴びる事が出来るのは午前中のみかも知れない。アサダの巨樹の存在について、石川県内の他の市町では聞いたことはなく、なんとか生き延びて欲しいと願うばかりだ。

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