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石川県内の巨樹・桜「志賀町・旧富来小学校(七福)のモチノキ」

旧富来小学校(七福)のモチノキ


旧富来小学校(七福)のモチノキ (志賀町指定天然記念物) 志賀町富来高田2-41 旧富来小学校
 データなし

志賀町富来高田は、旧富来町役場だった志賀町富来行政センターがある富来領家町の東隣り、富来川を挟んだ左岸で住宅が多い。富来行政センターからは、センターと志賀消防署富来分署の間の町道を北東方向へ進み、とぎ保育園や富来健民ホッケー競技場の前を直進、しばらくして右へのカーブから1キロほど行くと県道23号との丁字路となる。これを右折し、次の交差点を更に右へ曲がると150メートルほどで旧富来小学校跡地となる。
このモチノキは、旧富来小学校の正門があった場所に植えられている。現地案内板には、「このモチノキは、もとは貝田の荒木家にあったものを、小学校統合で校舎の新築を記念して移植したもので、『七福のモチノキ』と呼んで親しまれてきた。幹基部の廻りは、三.七メートルあって、そこから七幹に分岐するが移植の際、幹の高さ約七メートルに深く切り込んだため、樹勢の衰えていることが惜しまれる。モチノキはモチノキ科に属する常緑の高木で、山形県から琉球にかけて分布している。雌雄それぞれ株を異にし、四月から五月に黄緑色の小花が咲き、雌株には赤くて丸い実をつけるが、このモチノキは雄株なので実はならない。」と記されている。この案内板が設置された頃よりは樹勢を回復しているようだが、小学校の統合、校舎の新築記念で移植されたにも係わらず、更にその小学校が統合されてこの地から姿が消え、モチノキだけが残るというのは、少子化が進む能登の現状を象徴しているように思える。

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